千葉市議会 2001-10-03 平成12年度決算審査特別委員会(第6日目) 本文 開催日: 2001-10-03
第1は,高次脳機能障害や若年痴呆についてであります。 以前質問をいたしましたけれども,急増する交通事故や病気による損傷で,記憶や思考に障害があらわれる障害者が,その後も増加をしています。
第1は,高次脳機能障害や若年痴呆についてであります。 以前質問をいたしましたけれども,急増する交通事故や病気による損傷で,記憶や思考に障害があらわれる障害者が,その後も増加をしています。
今、初期痴呆、あるいは若年痴呆、女性だけではございませんということで、私は治療にということよりも、良好な早期のケア、これによってその人らしく生を全うすることができるというふうなことが、市民からの要望としてもあるわけです。
昨年7月に実施された厚生省若年痴呆調査の報告書が12月に出されました。これは脳外傷者 453名、精神障害者75名、知的障害者55名、その他高次脳機能障害者86名の結果を分析したもので、家族が日常生活で困っていることの第1は、記憶・注意・感情コントロールなどの認知行動障害で50.6%を占め、さらに身体障害と認知行動障害の両方で困っている人も42%でした。
それと,若年痴呆と言われている高次脳機能障害というんですか,一応医療と福祉の谷間にあるというところで,今問題になっていますけれども,国の方向が,精神障害者の保健の対象として見ようというところを出しているので,精神障害者手帳ですか,それを交付申請すればいただけるということなんですけれども,それを認定していただくときに,やはり精神障害というと,精神科のお医者さんが認定なさるので,体は元気なんだけれども,
私の住む南区で、4年前、50歳前の女性が心臓発作で脳の一部に酸素が送られなくなり、若年痴呆と言われる症状になられ、今精神障害者手帳をもらっておられる方がおられます。介護体制や、特に施設や医療機関への送迎の体制や費用が大変だとのことでありますが、同じ手帳でも、せめて身体障害者手帳並みに制度を充実させてもらいたいとの御家族のお話であります。
1995年から高次脳機能障害は,器質性の精神障害として,精神保健福祉手帳が申請できるようになり,昨年末,今後の障害者施策のあり方を検討した厚生省の中間報告でも,高次脳機能障害を若年痴呆として,現行の精神保健福祉法で対応すべきと提言しておりますが,精神保健福祉手帳で税金の控除などの優遇措置は受けられますが,精神保健福祉制度には,ホームヘルパーなどの在宅福祉サービスは含まれておりません。
第2の問題は,若年痴呆について伺います。 この間,交通事故などによる頭部外傷や,脳血管疾患などの病気で,若くして痴呆になった人の問題が,厚生省の若年痴呆の実態に関する研究班の報告で明らかになりました。 若くして痴呆になった人の約半数が,障害者手帳や,障害者年金ともに受けていないなど,福祉の谷間に置かれている実態が,研究班によって調査報告されております。
(9)若年痴呆対策。 事故による頭部外傷や脳血管障害などで若年痴呆になった人の約半数が障害者手帳を持っておらず,現行の障害者制度のはざまで適切なサービスを受けられないでいます。厚生省研究班の調査によると,痴呆の原因は脳血管障害43.9%,アルツハイマー病が16.8%,頭部外傷が10.3%,アルコール性が4.2%の順で,半数以上に失禁や徘徊が見られるといいます。